雀豪系 本体

雀豪系本体

■雀夢A型(雀豪MK1)

MK1のサイコロBOXは指でリングに触るとサイコロが動く仕組みでした。
MK3が販売されてから、MK1がオーバーホールされて販売されるときにサイコロBOXをMK3型にして販売する業者が多くありました。
また、機械内部を一部改良してMK3サイズの牌を使えるようにして販売(中古)も多かったです。
雀夢という名称でしたが製造の権利(特許)が譲渡(金銭売買)されたことにより雀豪という名称に変更されました。でも、権利の譲渡はmk3製造時期なのでmk1は雀夢A型で認識されています。
販売当時は点数表示などなく新品で60万円以上。プレミア価格が付いて80万円以上で購入するお店や人がいたくらいです。
雀華は雀夢A型のコピー版です。

後期型のA型はサイコロboxにリーチ点棒を置けるように穴が作られ、点棒を立て置きにすることが出来ました。

■雀夢MK2(雀豪MK2)

MK1の改良型。リーチ棒を横置きに対応。サイコロはボタン式に変更。
MK1とMK2は牌を前に押し出すプレートがビスを外さないと取れないのが面倒でした。古くなってくると意外と牌が引っかかりますから。
電源スイッチはMK3同様に機械底面のスイッチを下から上に押す方式。
サイコロ・開閉ボタンが小さいのでやや使い勝手が良くありませんでした。

■雀夢MK3(雀豪MK3)

カキヌマ技研倒産後、製造販売権を電元オートメーションが取得し、雀夢から雀豪に名称を変更。
*元々、雀夢A型系は電元オートメーションで製造されていました。

MK3初期型はサイコロBOXがねずみ色でした。
従来の雀豪MK3はサイコロBOXが黒色となります。

MK3では、MK1・MK2よりも牌のサイズが少し大きくなります。
型が新しくなる事により、牌のサイズも大きくなっていきます。
MK3販売時には点数表示枠テンリーダーが販売されます。
麻雀店では点数表示機能付きの麻雀卓導入が加速します。

■雀豪DOME/DOME2

MK3 後継モデル

MK3よりも使用する牌のサイズが大きくなり、サイコロBOXでは積棒表示やリーチ音声が標準装備でした。
サイコロBOXが特徴的です。はじめは透明レンズがドーム型でしたが、不評により円筒型になりました。

DOME販売時にはセンター部分に液晶画面を使用したジョイナビ。枠はテンリーダーというモデルが関東の麻雀店を中心に多く設置されていました。
ジョイナビは点数集計機能を持ち、サイコロは電子式タイプでした。

テンリーダー・ジョイナビを開発した会社では、中古のMK3をDOMEの牌が使えるように卓の内部を1部改良して、ジョイナビ・テンリーダーのモデルとして再販していました。
リース・レンタルの販売もしていましたので多くの麻雀荘に導入されました。

DOMEにはWIDEという大型33サイズの牌が使えるモデルが販売された時期がありましたが人気はありませんでした。

■雀豪昇竜/昇竜2 MJ JAPAN

雀豪系となりますが、雀夢A型系の機械構造とは全く異なります。
昇竜はDOMEと並行して販売されている時期がありました。
*DOMEの内部構造の一部(特許)が大洋化学に譲渡(金銭売買)されます。
裁判上でも問題にも発展しました。

雀豪昇竜本体

配牌式の全自動麻雀卓です。
手配が最初に機械内部から上がってきます。
手前に牌を4面の箇所で引き終わると山が上がってきます。
電元オートメーションが倒産をしてディエィアイに権利が譲渡されました。
*内部組織的にはあまり大きく変化はしていなかったです。
権利譲渡に伴い、昇竜からMJ JAPANに名称が変更されます。
しかし、ディエィアイも数年で倒産となります。
ここで雀豪系の製造は終了となります。
昇竜の重要な内部機構に関する特許が2件、大洋技研に譲渡(金銭売買)されます。
その為、昇竜モデルが作られることは特許の問題からほぼ作られることはなくなりました。
大洋技研のアモスレックスに機能の1部に使われています。

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